耳鼻いんこう科Otolaryngology

当科の診療内容

耳鼻いんこう科の診療範囲は首から上の部分のうち、脳と眼球、および頚椎(首の骨)、頚髄(首の神経)を除いた全領域となります。この領域は耳、鼻、口腔、のど(咽頭、喉頭)、頚部、顔面の部分に分かれ、当科ではこれらすべての部位につき、診察、治療をおこなっています。 最新のビデオスコープを用いて鼻やのどの診察を行うほか、当院にはレントゲンおよびCT装置も完備しており、耳、鼻、のどの画像診断も可能です。 当科は『処置』を行えるのも強みであり、例えば子供さんの鼻汁が長く続くときには、内服治療のほか、鼻汁吸引やネブライザー、あるいはプレッツ置換法等の処置を併用して、症状の早期改善をはかります。 また、めまい症状に対しては、前任病院で数多くの患者様を治療してきた経験を活かし、適切な診断、治療を行うように努めています。

このような症状、病気の際にはお気軽に当科を受診してください

  • 「耳」に関する症状

    耳の痛み、耳だれ、耳あか、耳鳴り、耳閉感(ふさがった感じ)、難聴、めまい など

  • 「鼻」に関する症状

    鼻水、くしゃみ、鼻づまり、匂いがわかりにくい(嗅覚障害) など

  • 「口の中やのど」に関する症状

    のどの痛みや違和感、声がれ、舌の違和感や痛み、味がわかりにくい(味覚障害) など

  • その他

    首のしこり(リンパの腫れ)、唾液腺の腫れや痛み、顔の一部が動かない(顔面神経麻痺) など

当科の特徴的治療

耳(みみ)

補聴器外来(第1、3金曜日午後)

月に2回、専門外来として行っています。 補聴器を希望される場合、まずは通常の外来診察で耳鼻咽喉科専門医による耳の診察や聴力のチェックを行い、適応の有無を判断します。 次に補聴器外来を受診していただき、業界団体認定の補聴器技能者によるフィッティングを行います。もちろん、試聴も可能です。 当院で補聴器を購入された場合、購入額の全額が医療費控除の対象となります。 また聴力の程度によっては身体障害(聴覚障害)に認定され、障害者手帳の交付の他、補聴器の公的給付(原則1割の自己負担)を受けられる場合があります。

補聴器購入の際の医療費控除について
耳鳴り外来(TRT療法)(第2、4金曜日午後)

月に2回、専門外来として行っています。 希望される場合、まずは通常の外来診察を受けていただき、そのうえで予約を入れます。 サウンドジェネレーター(耳鳴り治療器)や補聴器を用い、「耳鳴りに慣れる」治療です。(TRT療法) 薬の内服などで難治性の耳鳴りに対して行っています。 即効性はなく半年~1年程度かかる治療ですが、良好な治療成績をあげています。 この治療が適さないケースもありますので、まずはお気軽にご相談ください。

詳しくはこちら

http://www.miminari-info.com/(マキチエ株式会社のホームページにつながります)

鼻(はな)

スギ花粉・ダニ抗原に対する舌下免疫療法(導入~維持)

唯一アレルギー性鼻炎の根治が期待できる治療法であり、前任病院では、香川県で有数の症例の治療を行っておりました。 治療開始時の年齢が、おおむね5歳~64歳であること、また血液検査により抗原反応があることなどが適応条件です。導入も含め当院ですべて行っておりますので、治療開始時の総合病院への紹介受診などはありません。 3~5年間の治療期間を要し、月に1度程度の通院が必要です。即効性がある治療ではありませんが、早ければ治療開始後半年程度で効果が出始めます。 原則的に診察当日に治療開始可能ですが、治療開始可能時期等の諸条件がありますので、まずはお気軽にご相談ください。

詳しくはこちら

https://www.torii-alg.jp/(鳥居薬品のホームページにつながります)
プレッツ置換法

おおむね生後~2歳頃までのネブライザー(吸入)治療が困難な、小児の副鼻腔炎に対して行っています。鼻腔内だけではなく副鼻腔からも鼻汁がひけるため治療効果は高く、軽症の場合には内服なしでこの処置だけで鼻症状が改善する場合もあります。 本人の理解があれば、これより年齢が高くても施行可能です。 また成人の急性副鼻腔炎に対しても適宜行い、症状緩和に効果を発揮します。

めまい

メニエール病や遅発性内リンパ水腫に対する中耳加圧療法

メニエール病や遅発性内リンパ水腫は慢性的に経過し、時として投薬治療の効果が不十分であり、めまいの持続のために日常生活に大きな支障が出ることがあります。従来は手術適応も考慮される症例に対し、2018年9月に中耳加圧療法の保険適応が承認されました。
海外の同種の治療では90%の治療効果があったとのデータもあり、新しい治療の選択肢として、最近マスコミ等でも取り上げられています。 治療適応については耳鼻咽喉科専門医による診察、検査の上決定いたしますので、まずは受診の上ご相談ください。

難治性内リンパ水腫疾患に対する中耳加圧装置による中耳加圧治療について